紅茶の知識
紅茶輸入の”ローワン”

紅茶の成分

紅茶には、カテキン、フラボノイド、ポリフェノールなど、健康を保ち、血圧正常化や期待される抗がん作用など、病気予防と健康維持に有効な様々な成分が含まれています。紅茶の成分についてのご説明でございます。

ポリフェノール、フラボノイド、カテキン

 「ポリフェノール (polyphenol)」とは、植物の渋み、苦み、色素成分のことです。数千種類あり強い抗酸化作用があります。
 
 ポリフェノールの中で、抗酸化力のあるフェノール部位を持つ成分群が「フラボノイド」に分類されてます。緑茶や紅茶などの茶類に含まれる「カテキン(catechin) 」や、生の茶葉が紅茶に発酵する過程で生成される「アントシアニン(anthocyanin) 」などが、代表的なフラボノイドです。
 
 茶の渋み成分の一部が「カテキン」です。カテキンは、抗菌・抗ウェルス作用、作用強い抗酸化作用を持ち、血圧正常化、血糖値やコレステロールの調節作用、抗アレルギー、抗ガン作用など実に様々な作用が期待されております。
 
 「アントシアニン」は、紅茶以外には、ブルーベリー、紫芋、あずき、ぶどう、ワインなどに含まれる、赤紫色の色素成分。疲れ目など、目の健康に良く、肝機能の向上にも役立つとされています。
カテキン Catechin
 カテキン (catechin) とは、お茶の渋み成分でフラボノイド系のポリフェノールの一種。血圧上昇抑制作用、血中コレステロール調節作用、血糖値調節作用、抗酸化作用、老化抑制作用、抗突然変異、抗癌、抗菌、抗う蝕、抗アレルギー作用などがあります。
ポリフェノール Polyphenol
 光合成によって生成され、植物に含まれます。渋み、苦み、色素成分で5000種類以上あリます。ポリフェノールは強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去します。動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用が向上します。
 茶カテキン、紅茶色素成分アントシアニン、紅茶の渋味成分タンニンなどが代表的なポリフェノールです。
紅茶

紅茶
フラボノイド Flavonoid
 ポリフェノールの中で最も重要な色素成分。紅茶に含まれるカテキン、天然赤色色素のテアフラビンとテアルビジンなどがフラボノイドの一種。テアフラビンとテアルビジンが多いほど、水色は鮮やかな濃い赤色になります。強い抗酸化作用があります。
タンニン Tannin
 タンニンはポリフェノール化合物の一種で、紅茶のタンニンはエピカテキンやエピガロカテキンなどのカテキン類とその没食子酸エステル誘導体が主です。カテキン類は苦味、その没食子酸エステル誘導体は渋味を持つと言われています。生茶葉中にも存在し、紅茶製造の発酵過程で生成されるテアフラビンなどの赤色色素の前駆体です。アッサム種は、タンニンの含量が基本種より1.2~1.5倍程度多いです。
 紅茶のカフェイン
 紅茶葉には、同じ重量だとコーヒーの3倍のカフェインが含まれています。しかし、カフェインの抽出効率も異なりますし、カップ1杯に使用する紅茶葉やコーヒー豆の量が異なるため、実際のカフェイン摂取量はコーヒーの方が高くなります。
 また、紅茶のカフェインはタンニンと結びつき、カフェインの効果が抑制されるので、覚醒効果は弱く緩やかに作用します。

 紅茶の色成分

 茶葉に含まれるポリフェノールオキシダーゼ(ラッカーゼとも言う)の作用により、萎凋、発酵の過程でカテキン類(タンニンと考えても良いです)が酸化重合し、テアフラビン(橙赤色)やテアルビジン(赤色)などの赤色色素が生成します。これらの物質と茶葉にもともと含まれる紅茶フラボノイドで茶の水色が決まります。また、萎凋、発酵の過程でいくつかの香気成分も生成されます。
紅茶

 紅茶の香気成分

レモン 薔薇 葡萄
 紅茶の香気はリナロール(レモン様)やゲラニオール(花のような)といったテルペン類による影響が強いです。その他、青葉アルコール(ヘキセノール、草様の香)などアルコール類、青葉アルデヒド(ヘキセナール、草様の香)のアルデヒド類、ネロリドール(木様の香)、サリチル酸メチル(スーッとした香)など多くの物質が関与しています。リナロールやゲラニオールなどのテルペン類は、生茶葉中では配糖体など不揮発性の前駆体として存在しており、これが萎凋や発酵の過程で遊離し香気成分となります。
Twitter Twitter公式アカウント
Facebook オフィシャル facebook
ROWAN オフィシャル ブログ
PCサイト|トップページ 紅茶の知識 紅茶の産地|インド 紅茶の産地|スリランカ
ROWAN公式オンラインストア スマホサイト|トップページ 美味しい紅茶の入れ方 アイスティーの入れ方